犬の交通事故には気をつけたい

交通事故はものすごく嫌な症例の1つです。なぜならほとんどの場合、飼い主の落ち度が原因だからです。不可抗力でガンになったとか、歳をとって老衰で死ぬ、というのであればまだあきらめもつきますが、交通事故は人災です。気をつけていれば起きなかったはずのトラブルなのです。

私の経験では半数がノーリード、つまりひもをつけずに散歩していて事故にあっています。車の通りがあまり多くない地域では、けつこうひんぱんにノーリードでの散歩を目撃します。イヌも慣れたもので、飼い主にぴったりくっついていたり、10mぐらい先から、飼い主を繰り返し振り返ったりしながらウロウロ蛇行しています。確かにふだんはそれでいいのかもしれません。しかし、イヌはなにかのはずみで車道にですぎたり、急になにかに向かって走りだしたりします。そしてそんなときに、交通事故は起きます。

私自身、いまのマンションに引っ越した直後、道端でブラッシングしていたシェルティーを車でひきかけました。そのシェルテイーは、どうやら道の反対側に猫を兇つけたようでした。突如ダッシュして私の車の前に朧りでたのです。ブラシをもったおばあさんは完全に不意を突かれたようで、馬に引きずりまわされるカウボーイのような状態です。路地で徐行していたこともあり、ぎりぎりでとまれましたが、「無惨!獣医が自宅前で、老婆の愛犬をひき殺す」という週刊誌の記事が、脳裏をよぎりました。

よく飼い主は、「うちの子はおとなしくて賢いからだいじょうぶ」と言いますが、動物ですから突発的な行動は常に起こり得るわけです。あたり前ですが、その万が一に備えて常にリードは装着し、急な動きにも対応できるようにしておくべきなのです。

事故にあう残りの半分は、リール式の伸びるリードを使用している人です。これは本来、広い公閲などでリードを長く伸ばすことによってイヌを走り回らせるためのものですが、これを路上で伸ばす人がいます。遠くまで伸ばした先のイヌが、突如横に移動したらどうなると思いますか?リードの長さがそのまま長い半径となって、運動をしてしまいます。結果、やすやすと車道にはみだしてしまい、事故につながるのです。リール式のリードで

事故を起こした飼い主のほとんどは、その危険性を意識していませんでした。かならず正しい使用法を知ってから利用するようにしなければなりません。

また、私は過去にわざと車寄せしてきた車にイヌをひき殺された飼い主を見ました。めったにないことですが、自身の中にはさまざまな人がいます。できるだけ縁石のある歩道を歩くことをおすすめします。

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